

Area Summary
豊洲エリアは、2019年5月に国土交通省スマートシティモデル事業において、先行モデルプロジェクトに選定され、2020年7月にはさらに東京都の「スマート東京」の先行モデルプロジェクトに選定されました。
住民やワーカー、来街者など多様なステークホルダーが存在し、成長途上にある豊洲エリアにおいて、行政や豊洲関連企業、技術提供企業と連携しながら、まちの課題解決に向けた取り組みを一層進めていきます。
Location
東京都中央区月島・晴海の南方、江東区東雲・有明の北方、江東区枝川の西方に位置する臨海部の中心地・豊洲。
2020年のオリンピック、豊洲市場の開場によって、これから日本で一番大きく変貌を遂げるまち。
元々は工業系施設が多くを占めていた地域でしたが、都心と臨海副都心の中間地点にあるという利便性から、大規模な都市開発が進み、ウォーターフロントの複合市街地に生まれ変わりました。

History
豊洲は1923年(大正12年)の有明、東雲などと共に関東大震災のがれき処理で埋め立てられて出来ました。
1980年代までは主に工業地として発展し、工場や火力発電所などの他に、各種流通設備が立地し、さらに関係者向けの商店・社宅等があるという状況が続きました。

川島カメラ提供
そんな豊洲に転機が訪れたのは1990年代。
豊洲センタービルなどオフィスビルが建設され、その後の再開発でマンション建設ラッシュ、商業地や住宅地への移行が進みました。
さらに2006年には大規模商業施設「ららぽーと豊洲」が開業するなど、日々進化を続けるまちです。

川島カメラ提供
Overviews
豊洲エリアで大規模複合開発計画が始動
清水建設の開発・設計・施工により、「豊洲6丁目4-2街区・4-3街区」において、大規模賃貸オフィスビルと豊洲エリア最大規模のホテルを核とする総延床約116,000平方メートルの一体複合開発計画が始動します。
既に2019年4月に着工し、2021年9月の竣工を目指します。投資額は約600億円で、清水建設単独の開発プロジェクトとしては過去最大規模となります。

当街区は、東京駅から4km圏内に位置し、東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)「市場前」駅に隣接する他、首都高速道路「豊洲I.C」にも近接しています。
本計画では、こうした交通利便性を活かし、オフィス棟とホテル棟の間にBRT(注)、空港リムジンバスや路線バスが発着する交通広場を整備します。ゆりかもめ「市場前」駅と「水辺」を結ぶオープンスペースと交通広場が一体となった空間を「豊洲MiCHiの駅」と名付けました。
「豊洲MiCHiの駅」は、来街者の憩い・交流の場になるとともに、多様な企業・大学やスタートアップ企業との協業=オープンイノベーションを誘発することを目指しています。
(注)Bus Rapid Transit:バス高速輸送システム

11階建てのオフィス棟では、「多様性・機能性・快適性」を追求し、テナント企業が自ら新しいワークプレイスを創出できる環境を提供します。さらに、緑と水辺の周辺環境を活かして、オフィスワーカーの健康・快適性に配慮した付加価値の高いオフィス環境の構築を目指します。
14階建てのホテル棟では、豊洲周辺エリアでの観光・ビジネス客の宿泊需要に対応するため「水辺の景観を活かしたアーバンリゾート」を目指します。
オフィス・ホテルともに、隣接街区の「東京ガススマートエネルギーセンター」からの熱供給を活用するとともに、建物側に設置するコージェネレーションシステムの一体運用により省エネルギー・省CO2を図ります。

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Theme
豊洲エリアの魅力向上につながる、都市の課題を複合的に解決できるアイデア及び都市に関わるさまざまな人々の日常を豊かにするアイデアを募集します。
対象エリア
スマートシティ先行モデルプロジェクト(国交省)、スマート東京(東京都)に選定された豊洲エリア。



募集テーマ
モビリティ、ヘルスケア、防災・減災、ビル管理・・・ etc
特典
● 導入を見据えた実証実験の支援
● グラントの提供(優秀者のみ)
● PR機会の提供・・ etc
テーマ詳細
豊洲1丁目~6丁目全域
豊洲スマートシティ
実行計画
豊洲エリアの魅力・施設、スマート化された食や移動等の都市機能をつなぎあわせ、
まちの課題を解決するとともに、多様な施設・個人が共存共栄しながら、
未来の働き方、住まい方、遊び方を実現する「ミクストユース型未来都市」を目指す。
対象区域の概要
- 名称:
- 豊洲エリア
- 面積:
- 約246ha
- 人工:
- 居住人口 約3.7万人 1
就業人口 約4万人 2
※1 2019年1月時点 ※2 2018年時点
対象区域のビジョン
①課題解決+未来志向型スマートシティ
②ミクストユース型スマートシティ
Future Vision
豊洲に暮らし、働き、訪れる多様な人々に、
個々人のニーズを充足する次世代型のサービスを提供

※導入しようとしている技術等を仮想の街並みに表現した将来イメージ図です
-
インバウンド観光客
多言語環境での快適で安全で驚きのある観光体験を提供
-
日本人来街者
健康で楽しさが融合した新たな都市サービスの提供
-
ワーカー
Living Lab、効果的で機能的なビジネス環境を提供
-
豊洲住民
安心・安全で、健康と楽しさが融合したライフスタイルの提供
※導入しようとしている技術等を仮想の街並みに表現した将来イメージ図です
取組概要


豊洲6丁目4-2,3街区
豊洲MiCHiの駅
豊洲スマートシティを先導する次世代型交通結節点


1
4-2街区 オフィス棟
MEBKS TOYOSU
(テナント貸出)
- 場 所
- 執務室
- テーマ
- エネルギー、物流、ビル管理、ウィズコロナ、ヘルスケア
- キーワード
- 空調制御、ゴミの満空状況、ロボット活用(物流・警備・清掃)、入退室管理、3密回避、オフィスレイアウト
2
4-3街区
ホテル棟
- 場 所
- 共用部分
- テーマ
- 防災、ビル管理、ウィズコロナ、多言語対応、ヘルスケア
- キーワード
- デジタルコンシェルジュ、AIスピーカーでお客様対応、非接触受付、非接触ドア開閉、清掃
3
デッキ
- 場 所
- 通路
- テーマ
- モビリティ、防災、ウィズコロナ
- キーワード
- 人流解析
4
豊洲MiCHiの駅
2階 商業施設
- 場 所
- 店舗
- テーマ
- 食、エンタメ、案内、ウィズコロナ
- キーワード
- 人流解析、決済
- 場 所
- 共用
- テーマ
- エネルギー、案内
- キーワード
- 賑わい創出
- 場 所
- ショールーム
- テーマ
- 共創、地域連携
- キーワード
- バーチャルワークプレイス
バスターミナル
- 場 所
- BRT停留所、交通広場
- テーマ
- 観光、モビリティ
- キーワード
- 観光案内、人流解析、座席予約
ゆりかもめ 市場前駅
- 場 所
- 改札外
- テーマ
- 観光、モビリティ
- キーワード
- 観光案内、人流解析
プラットフォーム全体図
豊洲エリアでは、このようなプラットフォームの構築を進めています。
エリアのまちづくりとシナジーを生むサービス・アプリケーション、
および追加の機能や ICT デバイスのご提案をお待ちしております。


Schedule
- 募集期間
- 2020年10月16日(金)~12月1日(火)17時
- 一次審査結果通知
- 2020年12月24日(木)
- キックオフミーティング
- 2021年1月15日(金)※オンライン開催
- 意見交換会
- 2021年2月3日(水)※オンライン開催
- 審査会
- 2021年2月25日(木)※オンライン開催
- 報告・展示会
- 2021年5~6月頃(未定)
- 実証実験
- 報告会の結果を元に実施
応募期限は
2020年12月1日(火)17時
採択企業には来年初夏に、豊洲エリアでの報告・展示会の場をご提供します