2024年9月20日
プレスリリース
ディープテック対象ピッチコンテスト「TokyoTCP」のオンライン視聴者募集
~都内のスタートアップ18チームが参加 オンラインマッチングも開催~
株式会社日本総合研究所(本社: 東京都品川区、代表取締役社長: 谷崎勝教、以下「日本総研」)は、主催するアクセラレーションプログラム“Tokyo Technology Commercialization Program” (以下「TokyoTCP」/注1)において、書面審査を通過した創業前・創業直後のディープテック・スタートアップ(以下「DTSU」)を対象とする「中間発表会・ギャップファンド審査会」(以下「本審査会」)を2024年9月30日に開催し、その模様をオンラインで配信します。
本審査会は、収益がない、あるいはあっても不安定な時期にある都内のDTSUの中から、ビジネスモデルを確立させるまでの支援を行う対象を採択することを目的として実施するものです。採択された事業には、ギャップファンド総額2,000万円のほか、経験豊富な経営者やベンチャーキャピタリストなどの有識者による経営メンタリング、政府の助成金獲得支援、投資家・スタートアップ関係者とのマッチングの機会なども提供します。
会場では、最先端の技術シーズを用いた事業について、起業家自身によるピッチが行われます。投資家や大学教職員、そして自らDTSUを目指す方々をはじめ、スタートアップにご関心がある方々のご視聴をお待ちしております。
■開催の背景
東京都は約140校の大学を有する都市であり、最先端の技術シーズや特許を数多く抱えています。しかし、米国や諸外国と比べ、わが国では特許出願数に対するスタートアップの設立数が少ない傾向にあり、東京都も同様でせっかくのポテンシャルを活かし切れていません。
また、研究者・博士人材などがスタートアップへ参画する機会が十分ではなく、その意識についても高いとはいえない状況にあります。 また、ディープテックを事業化するとなった場合は、創業前・創業直後の資金繰りが大きな課題として立ちはだかります。
中核となる技術についても、個別の課題を解決するばかりでなく、社会で広く使ってもらい、市場をつくっていくことまで検討することが必要です。しかし、最先端の技術を研究する人材にとって、経営者としての役割を同時に担うことは負担が重く、高い技術を持つスタートアップでもうまくいかなくなる大きな原因として、支援の必要性が指摘されてきました。
■本審査会の概要
本審査会では、本年7月に書面審査を通過した、創業前・創業直後の最先端の技術シーズを持つDTSU計18チームが各6分間のピッチを行います。審査の結果、採択となった場合、1チーム最大200万円、総額2,000万円のギャップファンドを提供します。また、経験豊富な経営者やベンチャーキャピタリストなどの有識者による経営メンタリング、政府の助成金獲得支援、投資家・スタートアップ関係者とのマッチングの機会なども提供します。
●開催日時: 2024年9月30日(月) 13:00~18:30
●開催場所: 日本総研 社会価値共創スタジオ ※登壇者・関係者のみ (東京都千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビルディング15階)
●視聴方法: オンライン
●参加費: 無料
●申込方法: 件名に「TokyoTCP中間審査オンライン視聴希望」とご明記の上、本文に①名前②所属先③役職④電話番号⑤どの事業者に興味があるか⑥イベント後のオンラインマッチングへの参加希望の有無、をご明記の上、以下のメールアドレスまでご連絡ください。お申し込みの後、視聴URL(Zoom)を9月27日(金)までにお送りします。
お申し込み用メールアドレス:200010-tokyo-tcp@ml.jri.co.jp
●タイムテーブル
13:00~13:10 開会挨拶・イベント概要の説明
13:15~17:00 TokyoTCP事業者によるピッチ (ピッチ6分+質疑応答4分)×18事業者
17:00~18:00 パネルディスカッション
18:00~18:30 審査結果発表
18:30~19:30 オンラインマッチング
※ご希望の方には、DTSUとオンラインマッチングの機会をご提供します。
■事業者情報
書面審査を通過し、本審査会に参加する事業者については、以下の別紙をご参照ください(計18チーム)。
「TokyoTCP 中間発表会・ギャップファンド審査会 参加事業者一覧」
■審査員
日本総研のスタートアップ支援では、TokyoTCP以外において、これまで調達後評価額200億円以上1社、50億円以上1社、10億円以上6社を輩出しています。本審査会は、スタートアップを自ら立ち上げ成功させてきた審査員やベンチャーキャピタルで活躍してきた審査員と共に、これまでのノウハウを活かしながら実施します。
東 博暢
株式会社日本総合研究所 プリンシパル
2006年日本総合研究所入社、スタートアップ(主にディープテック・スタートアップ)支援、大学改革、イノベーション政策の推進、産官学共創プロジェクト支援等を一貫して実施。J-Startup 推進委員/NEDO NEP SVr/NEDO DTSU基金 審査員/JST COI-NEXTアドバイザー/AMED創薬ベンチャーエコシステム強化事業 VC評価委員/一般社団法人日本スタートアップ支援協会 顧問/TokyoTCP責任者
曽我 弘
株式会社カピオン 代表取締役社長
新日本製鐡株式会社退社後、1996年にシリコンバレーにてSpruce Technologies, Inc.を設立。DVDオーサリングシステムを開発・商品化し、今日のDVD普及の一翼を担う。旗艦商品「DVDMaestro」は最初の顧客がDisneyで ハリウッドでのデファクト標準になった。最終的に、同社をApple へ売却。その後SVJEN(NPO)を設立し、バイオ関連ビジネスや、日米のスタートアップのメンターとして支援活動を行う。
松田 一敬
合同会社SARR 代表執行社員
デジタル地域通貨・ステーブルコイン、分散型ID/VC開発のDigital Platformer共同創業者&CEO。世界初のCBDCカンボジア・バコンを開発したソラミツ共同創業者。合同会社SARR(京都)にて大学発ベンチャー等ハイテクスタートアップの支援並びに起業家育成をてがける。NEDOTCP等イノベーション事業及びSMBCみらいXに黎明期より参画。大阪万博2025大阪パビリオン・アドバイザー、京都知恵産業創造の森にて審査員等を兼務。
佐藤 真希子
株式会社iSGSインベストメントワークス 代表取締役
2006年より株式会社サイバー・エージェントキャピタルにて国内のシード期のスタートアップベンチャー投資に9年間従事。2016年6月に独立系のベンチャーキャピタルである株式会社iSGSインベストメントワークスを国内初の女性代表パートナーとして立ち上げ、90社に投資を実行。2024年からは日本ベンチャーキャピタル協会の理事に就任。トーヨーカネツ株式会社社外取締役、経済産業省J-Startup推薦委員、東京都データ活用推進委員。
(注1) Tokyo Technology Commercialization Program(TokyoTCP) TokyoTCPは、TOKYO SUTEAM(注2)に協定事業者として採択された株式会社日本総合研究所のプロジェクトであり、東京都で技術シーズを活用した起業にチャレンジするチームを対象にしたアクセラレーションプログラムです。東京都内の大学、研究機関、企業等の技術シーズを活用し、起業にチャレンジする創業前のチーム(東京都で起業予定のチーム含む)およびシード・アーリ期のディープテックスタートアップ(DTSU)を対象とし、ギャップファンド付きのアクセラレーションプログラムを実施します。 TokyoTCPを通じ、①ディープテック分野の起業家を育成・資金調達の支援だけでなく、②大学生等の若手起業家、研究者・博士人材等がDTSUに興味を持つ機運醸成(裾野拡大)、③ディープテック分野の支援者育成も行います。
ホームページ: https://www.iiinext.jp/
(注2)TOKYO SUTEAM TOKYO SUTEAMは、東京都の新たなスタートアップ戦略「Global Innovation with STARTUPS」で掲げる 「10×10×10(5年で、東京発ユニコーン数10倍、東京の起業数10倍、東京都の協働実践数10倍)」達成のため、多様な主体による多彩なスタートアップ支援策の実施を後押しする、東京都の事業です。 ホームページ: https://tokyosuteam.metro.tokyo.lg.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
【報道関係者様】 広報部 山口 電話: 080-7154-5017
【一般のお客様】 リサーチ・コンサルティング部門 融合戦略グループ 200010-tokyo-tcp@ml.jri.co.jp